| 日语版 |
先輩物語    
散歩パズル
  時間:2013-08-29       エディター:フジ国際語学院      

舒礼浩

みなさん、よく散歩をしますか?「天気がいいから散歩しよう」…ではありませんが、私は二年前日本に来て以来、気分転換や時間潰しのため、よく散歩に出かけています。大体は徒歩で往復一時間から三時間までの距離です。今の時代携帯さえあれば、まず迷子になることはないので、行き先や折り返し地点はほぼ気紛れで決まります。そして時間帯は朝以外いつでもOKです。そう、もちろん深夜も含まれています。

私にとって留学した後、ようやく画像や映像ではなく、ちゃんと自分の目で本当の日本の街を見られますし、その上、日本の街は綺麗で、緑が多いので、どこを歩いても、いい写真の素材になる素晴らしい景色ばかりです。こうやって歩きながら、色んなものを見て、聞いて、そして自分が知ったものを生で見て、或いは知らなかったものにあうこと、それは凄く楽しいことだと思います。

例えば道でよく女子高生に会いますが、“うわ~その制服のスカート短い!”と思ったことが何度もあります。夏ならまだいいですが、冬の場合生足でこんな短いスカートを履いているとそれはもうある意味で勇者でしょう。小学生の男の子もそうです。寒い真冬の中に短パンだけとは…以前こんな話を聞いたことがありましたが、実際見ていると改めて感心しました。“ガキども本当に頑張ってるな”と思いました。心から尊敬します。

他には例えば他人の家の前を通り過ぎた時、中の会話が少しだけ耳に入ってきて、“あ、賑やかだねぇ”と思いました。また、公園で学生カップルが桜の木の下に一緒に座っている姿を見て、“おお、ラブラブだな”と思ったこともあります。或いは散歩途中の休みとして、土手に野良猫と一緒に座って、隅田川を眺めながら、のんびりとした時間を過ごしたこともあります。

時に偶然大きなスポーツセンターに辿り着いて、その中の野球場で野球をやっている子供たちの試合を見たこともあります。その子供たちは多分小学生だと思いますが、子供とはいえ、結構本気で試合をやっていました。バックが投手に声を掛け、ベンチ側がバッターを励まし、ピッチャーがランナーを気にしてよく牽制し、そのようにみんな声を出して、本当に一生懸命試合を行っていました。そして親たちは外で一緒に観戦していました。見ていると微笑ましいとは思いませんか?

私の散歩中にはこのようなことがたくさんありました。もし日本の街の全体景色がパズルの絵だとしたら、大都市の繁華街は所詮その中の数ピースにすぎません。散歩の時見たああいうささやかな事全部こそが、いま自分がいる日本の街の真の姿だと思います。例えばあの家族たちの楽しい会話、恋人たちの幸せな笑顔、グランド上子供たちの真剣さ、その気持ち、その雰囲気、そのごく普通の日常こそが、この街の印象です。春の舞い落ちる花嵐、夏の眩しい日差し、秋の金色の海、冬の真っ白な大地、走っている電車、整えた庭、静かな神社、うるさいセミ、緑の息吹、風の感触、流れている川、長い坂道、柔らかい土、こうやって自分の目で見て、自分の耳で聞いて、自分の足で街を感じる。これこそ留学生しかできないパズルの完成方法だと思います。最後はきっと素晴らしい絵として完成できる日が来るでしょう。キミたちももし時間があれば、一緒にそのパズルの欠片を集めてみませんか?

以上です。ご清聴ありがとうございました。

(2013年早稻田校区日语演讲大赛获奖文章)